日本語慣用語3


顎が落ちそう → 美味しくて顎が落ちそうだ
顎が外れる → 彼の滑稽なしぐさに、皆顎が外れるほど笑い転げた
顎が干上がる → 僕の商売は、こう雨ばかり続いたので顎が干上がってしまう
顎で使う → 最近の子供は親を顎で使うようになっている
顎でしゃくる → いくら部長でも顎をしゃくって部下に用を言いつけるのはひどい
顎を出す →  頂上はおろか三合目で早くも顎を出した
顎を撫でる →  老人は孫を相手に、顎を撫でながら自慢話を始めた
明後日の方 → そんな明後日の方をさがしたって、みつかりっこないよ
朝飯前 → そんなことは朝飯前だ!
足が重い → 見舞いに行かなければと思うのだが、癌で助からないことが分かてるので、足が重くなる
足が地に付かない → あの男は気が多すぎて、何をやっても足が地に付かない
足が付く → 地道な聞き込む捜索で、犯人の足が付いた
足が出す → 予定より一万円ぐらい足が出たが、予備費でまかなった
足が遠のく →  母親が死んでからは、実家へもすっかり足が遠のいてしまった
足が早い → 生魚は足が早いから気をつけなさい
足が棒になる → 1日中立ちっ放しで、足が棒になった
足が向く → まっすぐ帰ろうとと思って会社を出たが、自然に行き付けの飲み屋のほうに足が向いてしまった
足蹴にする → 立身出世のために恩人を足蹴にするとは厭きれた奴だ
明日は明日の風が吹く → いまさら済んでしまったことを後悔してもしかたがない、「明日は明日の風が吹く」だ
足手まといになる → 君のように体の弱い人はかえって探険の足手まといになる